ポラロイドの歴史

1973年、エドウィンハーバードランドが創立した。正式名称はPolaroid Corporation。同名は、同社が開発したインスタントカメラの通称である。同社のインスタントカメラが誕生した切っ掛けは、ランドの3歳の娘の素直な疑問からだった。「どうして写真がすぐに見られないの?」ポラロイドと言う呼称はインスタントカメラの総称ともなった。実は富士フィルムでもインスタントカメラを発売している。フォトラマ、インスタックス、チェキと言う製品だ。一般市民が普通に目にするインスタントカメラは、二種類がある。 かつてカメラ屋さんに常備されていた、照明写真を撮る時に使われる物がそうだ。この方式のカメラをピールアパート型インスタントカメラと言う。撮影後にカメラから引き出し、1分ほどしてから紙を引き剥がす。これは高画質が期待できた。もう一つが多く使われて来た、自動現像型だ。これは撮影後にカメラから出て来て数分放置しておくと、画像が現れる。現像される仕組みは、撮影後にカメラから排出される時点で、印画紙の特定の部分(厚く盛り上がった部分)を圧縮し、薬剤を入れた袋が破れ、その薬剤がフィルム面に行き渡って現像されるようになっている。現在ポラロイド社ではインスタントカメラを製造してはいないが、インスタント用フィルムは製造している。しかし、それも2008年夏までだ。

ポラロイドカメラの変遷

同社のインスタントカメラは数種類存在するが、ここでは資料の関係で高級機SX-70型にのみ注目して変遷を見てみよう。この機種は既に生産を終了しているが、現在も尚人気が高く、中古市場で高価に取り引きされている。SX-70型は1972年に誕生。アラジンと言う愛称で呼ばれていた。特徴は折り畳み式のボディで、畳んだ状態では平たい四角い箱の上にもう一つ小さな四角い箱が乗っている姿をしている。 四角い小さな箱はファインダー(覗き窓)で、これを引き上げる事でカメラ本体を撮影状態にする事が出来る。レンズ面は箱の中に収納されており、ファインダーを引き上げるのと連動して起き上がって来る。畳む時はこの逆だ。シャッターボタンはレンズの横に装備されており、赤いボタンである。ファインダーを覗きながら右手でシャッターボタンを押す形だ。フィルムカートリッジの挿入はレンズ下の部分に入れる形になっている。
1974年二代目登場。クリーム色のモデルが登場。このモデルだけが女性に人気らしい。
1975年三代目登場。ファインダーの向うがそのままの撮影視界となる、二眼レンズが採用された。
1976年四代目登場。アルファ&アルファ1シリーズ。三脚使用が可能となった。
1977年〜1978年?。この頃ゴールド塗装モデルが登場。ソナー機もあった。
1978年五代目登場。レンズ上部にソナー(音波測距装置)を追加したオートフォーカス機。
1984年六代目登場。ボディ塗装が黒くなった。ソナー装置の上にストロボ装置が追加されたモデル。
年代不明。ボックスタイプ。折り畳み式ではなく、構えて直ぐに撮れる形。カメラ底部のフィルムカートリッジを入れる所の上に、レンズを中央にして、ソナーとレンジファインダーが並ん

ポラロイドカメラSX-70の使い方

まずファインダーを引き起こして撮影状態にする。肩幅に脚を開く。左手でカメラを持つ。この時左の肘を離さず胸に着けて固定する。右手人差し指を軽くシャッターボタンに当てながら、親指でシャッターボタンの反対側に固定する。ファインダーを覗き、構図を決めシャッターボタンの少し上にあるピントダイアルを回しピントを合わせる。シャッターボタンを押す。出て来た印画紙は、振らずにそのまま放置しておく。振ってしまうと薬剤の分布にムラが出てしまうので、悲惨な写真となってしまうからだ。インスタントカメラが今でも高い人気のは、高級銀塩一眼レフカメラや、高級一眼デジカメでは醸し出せないアナログ的な雰囲気が原因だと思う。決してシャープな画像ではない、決して鮮やかな画像ではないが、そのいい加減さがレトロマニアの間で人気となっているのだろう。カメラや写真を趣味にしている人は、私も含めてインスタントカメラなんぞには興味はない。しかし画質なんかに興味の無い雰囲気を大事にしている人達の間で、今でも求められる画像なのだ。

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