オーパーツとは

「場違いな工芸品」と言う意味である。時には巨大建造物を指す事もある。それが発見された地層、遺跡に於いて、その時代の科学力や技術力に完全にそぐわないと考えられる物品を示す。Out Of Place Artifactsの頭文字を略したものである。その物品が発掘された遺跡の年代の技術力では決して製造不可能である物だと考えられる物。或いは、恐竜の発掘現場での地層に於いて、人が居たのでは無いかと考えられる物が発見された時。この言葉が使われる様になった。この言葉はアメリカの動物学者で超常現象研究家のアイヴァンTサンダースンの造語で、後に作家レニノーバーゲンの著書に因って広まった。発掘されたオーパーツとされる物品は多く存在するがその成因に関して未だ、解明されていない。不可解な部分が多過ぎるのだ。もしかしたら現代の人類が忘れてしまった技法が、当時にはあったのかも知れない。現代の人類の技法で、それを造るにはかなりの労力が必要なのだが、当時は簡単に造る技法があった可能性がある。これを「ロストテクノロジー」と言う。文書や口伝、伝承に因って伝えられず、その技術者の死に因って技術が途絶えてしまった可能性がある。オーパーツとは超常現象を好きな人の触手を大いにくすぐる物体の一つである。ロストテクノロジーの危機は現代でも存在する。伝統工芸に於いて、跡継ぎがいないのだ。これは何とかして守らねばならん。

オーパーツの世界1

総て挙げれば数が多く、紙面では書き切れないので特に驚愕すべきオーパーツを紹介する。
●水晶ドクロ
中央アメリカのベリーズやアステカの遺跡から出土した一塊の水晶から造られたドクロ。現在考えられるアステカ人の技術力では到底加工不能だと考えられた為、オーパーツとなった。ある説に因るとこの水晶ドクロは地球上に13個あるそうだ。殆どのドクロが削られた跡は残さず、非常に滑らかな表面をしている。中にはオーパーツドクロを模倣して誰かが造った物もあるらしい。
●コロンビアの黄金飛行機
コロンビア遺跡より出土した金で造られた飛行機型の工芸品。機首と思われる部分は丸く半球形で、胴体に三角翼が両側に着いている。尾翼らしい部分は極端に細い細工で繋がっている。垂直尾翼らしき細工も三角形をしている。現代人の既成概念で飛行機に似ていると思えばもうそこから抜け出せない。丸い部分を基点として見てしまう。もしかしたら見方が逆かも知れない。
●コスタリカの石球
コスタリカに於いて発見された花崗閃緑岩或いは貝殻石灰岩で造られた石の球。直径2センチから2メートルに及ぶ物もある。真球であるとされているが、本格的な計測はされていない。ある研究者に因ると、様々な角度から測っても誤差0.2パーセントの物や、直径が2.0066メートルと言うミリ単位以下の誤差が全く同じ石球が2個もあったそうだ。
●デリーの鉄柱
インドデリー市郊外にある高さ約7メートル、直径約44センチ、埋没約2メートルの鉄の柱。99.72%と言う高純度の鉄で造られており、表面にはサンスクリット文字の碑文が刻まれている。通常この程度の純度で雨ざらしだと、50年程度で錆びて朽ちてしまうが、これは1500年余り錆びずに立っていると言う。
●アンティキティラ島の機械
ギリシャのアンティキティラ島の沈没した船から発見された。ブロンズ製の歯車の一部で、目盛りや文字が刻まれていた。1958年にデレクプライス教授がこれを復元したところ、これは差動歯車機構に因る精巧な太陽と月の運行時計である事がわかった。

オーパーツの世界2

●恐竜土偶
メキシコのアカンバロで多数発見された恐竜の形をした土偶。後にこれは捏造である事が発覚した。プレインカの貝殻製ビーズと超極細糸貝殻を素材としたビーズに0.3ミリの小さな穴をあけ、そこに超極細の糸を通して造られた工芸品。現代の技術でも製作は不可能である。
●インドのヴィマナ
インドの聖典や叙情詩に度々登場する飛行船。紀元前10世紀頃に書かれた古文書には、その操縦法も書かれている。
●バグダッド電池
イラク、バグダッド地方で発掘された土器の壷。中には鉄の棒と銅の筒が入っていた。更に液体が満たしていた痕跡があったそうだ。液体がもし酢やワインだったら、電気が発生しただろう。しかし口はアスファルトで塞がれていたらしいので、それでは電気は発生しない。私が考えるにこれは毒液を造る壷だったのだろうと思う。
●アッシリアの水晶レンズ
紀元前7世紀の古代アッシリアの墓から発見された水晶製レンズ。
●形状記憶合金の剣
秦の始皇帝の墓から出土した青銅製の剣。驚くべき事に酸化クロムメッキが施され、錆びていなかった。出土した際に馬の埴輪の下敷きになって折れ曲がったが、取り出すと元の形状に戻ったのである。
以上簡単にご紹介した。中には情報が無いが故にオーパーツとなってしまった物もある事が判る。最後に信じられない化石のオーパーツをご紹介しよう。これは恐竜の化石発掘現場で発見された物だが、それは人の足跡だった。ある巨大恐竜の化石と同じ年代の地層に、点々と人の歩いた窪んだ足跡の化石が発見されたのである。一体これは何なのであろうか? 未だ人の知らない二足歩行をする動物が当時生息していたのだろうか?それとも人は恐竜と共存していたのか?

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